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第21号 囲碁とギャンブル

ゲームと賭け(ギャンブル) は切っても切れない関係があるようです。
囲碁の好きな人はギャンブル好きか、という問いかけにあなたはどう思いますか。

もしそうなら、世のお母さん方は子供に囲碁を習わせるのをやめてしまうかもしれません。
自分の子供をギャンブル好きな人間にはしたくないでしょうから。

もっともギャンブルに対しては偏見もあるようです。
ギャンブルというと「生活を壊す」、「破滅的人生」「いけないもの」をイメージしてしまいがちですが、限度を設けて守れば通常の遊びと何ら変わりありません。

しかし、ギャンブルは僥倖心をあおりやすく、限度を守れずに生活に影響してしまう人が多いのでどうしても悪者にされてしまいます。
ある競馬好きの知り合いが、

『競馬は調教師の能力や調教の仕上がり具合、馬のタイプ(先行逃げ切り型か追い上げ型か)と当日競馬場のコンデションなどを競馬新聞などで情報収集、研究して一定額を投じて楽しむもので、ギャンブルではない。』

と言っていましたが、どこまで本心なのか定かでありません。
しょせん、お馬様のことなので運次第です。
賭けを伴うものは自制心のない人には危険な趣味になる可能性があることは否定できません。

ゲームで賭けるといえばすぐ思い浮かぶのが『麻雀』。
囲碁ではヒカルの碁で、三谷君がイカサマ賭け碁をしてお小遣いを稼ぐシーンが出てきます。

麻雀が賭けの対象になるのは勝敗が実力だけでなく運の要素が若干あるからです。
長期的には実力のある者が勝ちますが、1、2回の勝負では初心者が実力者を負かすことも十分ありえます。それに味をしめた初心者がその後ベテランのカモになるというのが常道です。

囲碁はといえば、賭けても面白くありません。
勝敗は実力だけ決まり、運は左右しません。
強い方が勝つに決まっているからです。まぐれはほとんどありません。

ヒカルの碁で、三谷君がイカサマをしたのはまともな囲碁対局が賭けには向いていないことの表れでもあります。

プロのタイトル戦の勝者のインタビューで勝因を訊かれ、
『運がよかった』
と答えているシーンをよく見ますが、額面どおり受け取ってはいけません。相手も聞いているので謙虚にそうとしか言えないのです。
運だけで勝てるほど囲碁は甘くないことをプロ棋士が一番良く知っています。

囲碁はギャンブルとは無縁です。
お子様には安心して囲碁をやらせてあげてください。
もしギャンブルが好きになっても、それは囲碁が原因ではないとご理解していただきたいのですが・・・


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