トップページ > 2010年01月

第155号 「天頂の囲碁」の実力

過去最高棋力の対局ソフトという呼び声の高い
「天頂の囲碁」ですが、果たしてその強さはどの程度なのか、
いごっちが検証してみました。

先週の日曜日でしたか、先々週の日曜日でしたか。
日経新聞に「天頂の囲碁」の広告が載っているのを見つけました。
たぶん、三大新聞には広告が載っていたのではないかと思います。

忙しくてすぐ買いに行けなかったのですが、
2~3日前、ネットで買って、対局してみました。


このソフト、KGSで1d(初段)で打っているということですが、
購入したパッケージには
最高棋力2段を実現!
と書いてあります。


強さは8段階設定できるので、
そのうち、一番強い設定が2段という意味のようです。

私が試したのは2段の設定です。

開発したのは尾島さんという日本の方で、
その説明では、このソフトの特徴は、


「中央の模様を重視する個性的な棋風

「相手の弱い石を攻める力強さ」

「人間と対局している感覚」


ということです。
さて、私の感想ですが、

強さに関しては
他の対局ソフトを圧倒しているとまでは言えないかもしれません。
今でも10年も前に開発された
「手談」というソフトの強さが最強かなという気がします。


ただ、「手談」は何局も対局すると、パターンが尽きて、
次の一手が想像できてしまうことがあったのですが、
この「天頂の囲碁」は変化のバリエーションが多く、
今のところ同じパターンはあまり見えません。

その分、人間と対局している感覚が得られるのかもしれません。
(数多く対局すれば、やはりパターンが見えてくるのでしょうが・・・)


棋風ですが、
開発者の説明通り、
模様志向がかなり強いです。

どんどん押してくるので、
負けじと押し返しているうちに

厚みを作られて、大きな模様になっているのに
気付いた時はもう遅く、
模様を地にされたらまったく勝てません。

こちらの弱いところは必ず攻めてきます。
ときどき、フェイントをかけて、
攻撃をやめたと見せて、
また戻ってきて攻めてくるところなんか、
人間っぽいです。


ただ、開発者は言っていませんが、
守りは弱いです。

ぜひ1度対局してみてください。

14:43 | Page Top ▲