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第157号 順序を間違えると、うまくいかない

あなたは自分の能力に対して、今の給料は安いと思っていませんか?

図星?


能力のある人ほど、そう思っているでしょうね。
それはごく一般的なこと。

自分は能力がないから、今の給料で十分です、
と思っている人がいたとしたら、
悟っている場合を除いて、そのほうがむしろ問題です。

今の給料で十分と思ったら、
多分、その人は努力しないでしょう。

人間は不満があるからこそ、
もっと頑張って、認めてもらおうとするわけですから。

自分の能力に対して、今の給料は安い。
恥ずかしながら、私もそう思っていた時期がありました。

自分をどの程度の能力者だと思っているか、
そして今の給料の金額
にもよりますが、

自分の能力に対して、今の給料は安い。
そう思っている間は
人は決して幸せにはなれないのです。

なぜならそれは順序が違うから。

給料は行った仕事に対して支払われるもの。
その行った仕事や能力の評価は
自分がするものではなく、依頼者・支払者が決めること。

自分がすべきことは自分のした仕事を評価して
給料を査定することではなくて、
ただ、一生懸命働くこと。

一生懸命働く前に自分の給料を評価しようとするから
不満に満ちた人生を過ごすことになってしまうのです。

自分が一生懸命仕事をした結果、その報酬が決まるのであって、
給料がいくらだから仕事をしよう、ではないのです。
世の中のほとんどの人が
この点は勘違いしているようです。

私がこのことに気がついたのは
39歳のときでした。

この時から
収入の多寡にかかわらず
一生懸命仕事をするようになりました。

当然、そのほうが収入が増えました。


関係があるのかないのか、その翌年が、
囲碁を始めた年でした。


順序を間違えると、うまくいかない。

その発想は私の囲碁にも息づいています。
順序をたどれば、道はゴールに到達します。

逆走や中間省略はやめましょう。
マラソンでは逆走はもちろん、ズルして近道を通っても、
失格になります。

囲碁も同じ。
ズルしないで
王道を順序正しく走ってください。

あなたが途中であきらめない限り、
必ずゴールに着きます。

一局の碁でも、
一歩一歩の地道な基本手を順序どおり打つのが
勝利というゴールへの最短コースです。

一手の効率を高めようとして順序を飛ばすと、
あとでその隙を狙われます。


勉強の仕方でも
入門書をかじっただけで
中途を飛ばして
有段者向けの棋書を読む人が多すぎます。

それは近道を通ったマラソンと同じ。
囲碁上達という競技においても
失格になりますのでご注意ください。

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