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第175号 成功曲線を知れば囲碁は上達する


成功曲線って聞いたことありますか?

私が初めてこの事実を経験したのは20歳のときでした。
当時私は大学のサークルでギター部に入っていました。
ギターといってもエレキではなくクラシックです。

音楽系のサークルは体を使った練習が必要という点で
体育系サークルと共通した部分があります。

このギター部で毎年1回有料の演奏会を開催するために
日夜、練習を重ねていたわけですが、
これがまた、うまくならない。

楽器だけに
うまく鳴らない?

毎年、15~20曲くらいを選曲し、1年間かけて
完成させます。

自分たちでアレンジし、それを3つのパートのメンバーごとに
集まって練習し、

そのあと、
全員が集まって全体練習。
そのとき、パートごとの練習ではイメージできなかった曲の全体像
が初めてわかります。

そうしたサークルの公式練習を週3回、個人練習は毎日のように
行うのですが、

練習を重ねても重ねても
有料で人に聞いてもらうレベルにはなかなか到達しないのです。

半年たっても、
10か月たっても
完成には程遠いのです。

演奏会直前になって
もう、無理なのでは?
と思い始めたころ異変が起きました。

それこそ演奏会1週間前。
なんと、それまでの練習では、ばらばらだったメンバー全員の音が
ピタッと1本にまとまったではありませんか!

個人の完成度が一定レベルに達した瞬間、
全体のレベルがその2乗に比例するかのように
急速にレベルアップしたのです。

そう、成功曲線とは

努力を続けると
ゼロが長期間続いたあと、一気に100に到達するという事実を示す
曲線のことです。


決して努力に比例して、10,20、30・・・と
徐々に成果が現れるわけではないのです。


完成が存在せず、永く永く続く人生では
私はこの状況を成功曲線ではなく、
ガス料金曲線と呼んでいます。

一度100までレベルアップしたらそれで終わりではないからです。
一気にレベルアップしたあと、
また頑張っても停滞し、またある時一気にレベルアップする。

これを繰り返すことによって
どんどん向上していくわけです。

これは階段にたとえることもできます。
踊り場が成果の出ない停滞期です。

勉強、スポーツ、音楽などで1度成功体験を積んだ人は
社会人になったあと強いのです。

企業が頭の悪い体育会系の学生をわざわざ採用する理由も
ここにあります。(ちょっと言い過ぎ?)

彼らは永い間成果が出なくても
努力を続ければ必ず成果が出ることを知っているので
けっして途中であきらめないからです。


囲碁もこれに激似。

布石、定石、手筋、死活、ヨセ
勉強を続け、
それぞれが一定レベルに達したとき
総合棋力が一気に跳ね上がります。


あなたも
途中であきらめないでください。

上達しないからとあきらめてしまう人は
成功体験のない人がほとんどです。

あなたが成功体験をお持ちなら思い出しましょう。

成功体験がなくても
この記事を読んで疑似体験ができたはずです。

あきらめずに続けましょう。
ある時、急に上達している自分に気がつくはずです。


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