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第242号 アマの上達法は1つだけ

ゲーム好きの私の経験上、
囲碁ほど上達が難しいゲームはないと思います。
でも、だからやめようと思ったことは一度もありません。
それどころか、だからこそむきになって極めようとしてしまいます。

困難であれば困難であるほど
立ち向かいたくなる。
それはあなたも同じだと思います。

難しいことほど、クリアーしたいという気持ちが強くなるのは
日本人の勤勉さというか、意欲というか、
日本人の頭脳・向上心の高さの表れなのでしょう。

それにも拘わらず、
囲碁上達の壁はいまだに
すでに崩壊したはずのベルリンの壁のように私たちの前に
立ちはだかっています。

この時代遅れの壁を
なんとか壊したいと思って、
この10年もの間、
囲碁大好きを配信してきました。

実はその中で一貫して
伝えたかったことはたった一つだけなのです。

上達に役立つ特殊な打ち方、
アマの誰も知らない打ち方
奇手、奇策。。。。

そういったものが役に立たないとは思いません。
でも、順序が違う。

特殊な打ち方や奇手、奇策は
知らなくても負けません。
だって、相手も知らないのだから。

それより
誰もが知っていることを知らないことの方が
恐ろしい。

さらに言えば、
自分が知っていると思っていた基本を、
実は十分にマスターしていなかった。

それに気が付いてほしい。
それが上達が遅れる一番の原因だと
気づいてほしい。

囲碁の基本自体は決して難しいものではありません。
たとえば、
一般にツケはサバキとして打たれる手で、
1図の黒1のようにいきなり、相手の石にツケるのは悪手
と言われています。

でも相手に打たれたら
それを退治できますか。

1図
**ABCDEFGHJKLMNOPQRST**
19┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐19
18├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤18
17├┼┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤17
16├┼┼1┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼●┼┼┤16
15├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤15
14├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤14
13├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤13
12├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤12
11├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤11
10├┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┤10
09├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤09
08├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤08
07├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤07
06├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤06
05├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤05
04├┼┼○┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼●┼┼┤04
03├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤03
02├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤02
01└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘01
**ABCDEFGHJKLMNOPQRST**


退治できなければ
基本が本当にはわかっていないということです。

悪手を打ってはいけない
ということを知っているだけでは実が役に立たないのです。

打ってはいけない手を打たないようにするだけでなく、
相手に打たれたらどうするのかを知っていなければなりません。
それが基本を知るということなのです。

上達は意外と身近な所にあります。
特殊な打ち方や奇策を追う人は上達から
遠ざかる傾向があります。

棋譜並べという学習法がありますが、
棋譜は選んだ方がいいです。
プロの棋譜なら何でもいいというわけではありません。

奇手・奇策・難解定石などは
級位者はマネないほうがいいでしょう。
プロの棋譜には奇手・奇策・難解定石って、
意外と多いんですよ。


アマの上達法は1つだけ。

基本をどこまで極めるか。


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