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第249号 基本の壁は応用の壁より高い

応用は基本より難しいもの。

一般的にはそのように思われているかもしれません。
でも、厳密には、
基本と応用は難易度のレベルを言う言葉ではないのです。

建物で言うなら
基本は土台、
応用はその上に建てる家屋。
つまり、物事の順序のことです。

基本の上に応用がなりったっているので、
応用だけの存在って、あり得ないわけです。

初心者がいきなり「初段の○○」
なんて棋書に飛びつくのは
砂浜に高層マンションを建てようと
しているようなものなのです。


実は応用というのは基本さえできていれば、
難しくはないのです。
難しくないどころか
基本より面白いのです。

だからこそ、
基本を飛ばして応用に走る人が
多いのかもしれません。
もし、応用が難しいと感じるとしたら、
それは基本を飛ばしているからです。

実は囲碁に限らず、
世の中には
基本を飛ばしている人がほとんどです。

私の本業は経理分野ですが、
以前、知り合いに
簿記3級も合格できないのに
税理士試験を受けている人がいました。

笑っちゃうでしょう?
同僚みんなから失笑を買っていました。
もちろん、合格しないですよ。どっちも。

でも、囲碁でもそういう人、多いわけです。
物事には順序、ステップというものがあります。
一つ一つのステップは難しくないのに、
先を急ぐあまり、ステップを7段置きくらいに
飛ぼうとして勝手にコケているわけです。


基本のステップを順にこなすためには
意外と根気が必要です。
囲碁の世界では、
棋書が多すぎて
そのステップとなる基本書が埋もれています。

地味なんですよね。
基本書って。


よく、おすすめの基本書ってどれですか。
って、聞かれたこともありましたが、
教えてあげても読まないんですよね。

地味すぎて、やる気がしないって。
地味だからじゃなくて、価格が高いからかな。
へたな囲碁教室通うより安いんですけどね・・・

ただ、みんなが避けて通るというだけで、
基本の壁はますます高くなっているようです。
みんながやっているはずだけど、
実はやっていない基本。


当たり前のことをするだけで
棋力はグーンとアップするということに
気が付いてほしいです。

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