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第262号 ヨセといえばサルスベリですが・・・

いつも歩いている散歩のコースの途中に
サルスベリの並木道があります。
といっても、
道にサルスベリの棋譜が生えているわけではないです。

⇒ サルスベリ

漢字で書くと「百日紅」
中国南部を原産とする夏を代表する花木で
夏から秋にかけて咲く淡紅色の花で
そのため百日紅と言われているようです。

わたしがいつも通る道にはピンク色の他に、
白い花のサルスベリの木も交互に並んでいます。

サルスベリという名のいわれは
幹がつるつるとしていて
猿もスベって登れないということから
来ているようですが
「猿滑」と書くのは当て字なのかもしれません。


このサルスベリという名が
囲碁のヨセの手筋につけられているのは
囲碁ファンならだれでも知っていることです。


でも、調べてみたのですが、
このヨセの手筋にサルスベリという名がついたのはなぜか、
を説明している文献って意外と見つかりません。

今までそんな疑問、思ったことなかったんですけどね。


**ABCDEFGHJKL**
11├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼11
10├┼┼・┼┼┼┼┼・┼10
09├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼09
08├┼●┼┼┼┼┼┼┼┼08
07├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼07
06├┼┼●┼┼┼┼┼┼┼06
05├●┼●┼●┼┼┼┼┼05
04├┼●・○○○┼┼・┼04
03├●○○┼┼┼┼○┼┼03
02├●┼┼┼┼┼┼┼┼┼02
01└┴┴┴1┴┴┴┴┴┴01
**ABCDEFGHJKL**



通常はこの黒1のように
第二線から大ゲイマにスベるヨセ
をサルスベリと言っています。

先手で9目という大きさで
形に特徴があって、分かりやすい手筋のため
初級者でも良く知っている(はずの)ヨセの手筋です。

このヨセの手筋にサルスベリという名がついたのはなぜか、

まあ、そんなこと知らなくても
上達できるんですけどね。

実は散歩の道すがら
この花を見て
下の方の枝が下方に垂れ下がる形が
ヨセのサルスベリに似ていると思いました。


もう一度見てください。

⇒ サルスベリ

幹の上の方の枝は上に向いているのですが、
良く見ると、幹の下の方の枝が下方に垂れ下がる形が
気のせいか、囲碁のサルスベリに良く似ているのです。


実は、囲碁のサルスベリには様々なパターンがあり、
それぞれ、その止め方が異なります。


サルスベリを打つ側からも
大ザル(大ゲイマスベリ)の方がいいか、
小ザル(小ゲイマスベリ)の方がいいか、
の判断が大切で、

大ザル(大ゲイマスベリ)の方が大きいヨセだからといって、
すべての場合にいいとは限らないのです。


ヨセの有名な手筋であるサルスベリ一つを取ってみても
その基本をきちんとマスターしている人は少なく、

人より強くなる材料なんていくらでもある
と思い知らされます。


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