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第313号 囲碁は恥ずかしいゲームだ!


にぎりは
互先のときの先番(黒)を決める方法です。
昔、級位者の囲碁大会に出ていたころ、
年上の相手の人に黒石をにぎられたことがあります。

それで、ハイどうぞ、(偶数か奇数か当ててください)
と言われても
えっ、そうだったけ?


いまさらですが
・・・にぎるのは白石です。


じゃあ、
なぜ、黒石を握っちゃいけないんでしょうか。
なんて、考えたことあるでしょうか?


というより、
普通はそこに疑問を持つ発想がないわけです。
決まり事だから覚えればいい、
理論追求するところじゃない・・・
と、物わかりが良すぎる人が多いのです。


もう一つ、
これはルールではなく、マナーですが
黒の第一手目は右上隅に打ちます。
その理由をご存知でしょうか。

入門書には理由を書いてあるものがありますが
「初段を目指す・・・」
とか
「有段者の・・・」
という棋書では決して説明していません。

「黒の第一手目は右上隅」
これだけ覚えていると
じゃあ、一手目天元打つのはマナー違反か?
なんて余計なことを考えて夜も眠れない、
なんてことはないでしょうが・・・・


第一手目を打つ時、右利きの場合
一番打ちやすいのが
右下隅です。

手を伸ばさなくても、
手を交差しなくても
打てる場所だからです。

黒は自分より年上の白に敬意を表して
白の一番打ちやすい場所を外して打つ
というのがこのマナーの趣旨です。

だから
黒から見て左上隅さえ打たなければ
この趣旨はまっとうされます。



黒から見て左上隅以外ならどこでもいいわけですが、
じゃあ、相手が左利きだったらどうするの?

そんなことは対局前にもなかなか気が付かないので
黒の一手は右上隅、ということに
決めましょうというだけのことです。

打ちたければ
天元も打って構わないわけです。
これは打ち方としても間違いとは言い切れません。
(注:通常の場合は不利です。)


下辺や左辺の星から打ったっていいわけです。
ただし、これは相手から
この人、無教養だなと思われて
二度とお誘いをウケません。


また、置碁のときの置石を置く順序も
級位者の人にはあやふやな人が多いです。

これらのことは
強さに関係ないからということなのかもしれませんが
理由も考えずに暗記したり、
あやふやなままの人が非常に多い事項です。

強くてもこういう基本を知らないとお相手に
「あれあれ・・・」
と思われてしまいます。


囲碁は強さだけのゲームではありません。
知性や人格もあらわれるゲームです。


性格が出るゲームなら他にもたくさんありますが
囲碁は知性や人格まで出てしまう、
とっても恥ずかしいゲームだということを
くれぐれもお忘れなく。



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