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第317号 プロ棋士という職業は消えてしまうのか?

「職業に貴賤はない」
とはいえ、
存在がなくなる職業というのもあります。

たとえばボーリングというゲームがありますが
当初はボーリングのピンは倒された後
人間が並べていました。
機械化された今は
ボーリングのピンを並べる職業はなくなりました。

ボーリングのピンを並べる職業だって立派な仕事だ
と思うのですが消えてなくなりました。

職業の貴賤と
その職業の存在価値とは全く別のことだ
と言うことが分かります。

ずっと将来を見通してみて、
存在し続ける仕事と消えてなくなる仕事の差は何かを
推理すれば
人間でなくてもできる仕事はいずれなくなる
ということかも知れません。

では囲碁のプロ棋士はどうでしょう?

第一に
囲碁が人間にとって必要なゲームなのか
ということでプロ棋士の存在を予測すれば
確たることは言えませんが
プロ棋士という仕事がまずなくなることはないでしょう。

ただ、人間そのものが人間味を失い、
機械やコンピューターのような存在になってしまえば
囲碁を楽しむということをしなくなるかも知れません。

次に
プロ棋士が人間でなければできない仕事かといえば、
これはかなり危ういと言わなければならないでしょう。

コンピューターが人間のプロ棋士の実力を
上回るようになると、
人間はお役御免となるかもしれないからです。

コンピューターがプロ棋士となり、
ソフト同士のタイトル戦が行われる
ようになるかも知れません。

今年はAソフトとBソフトが棋聖戦を争い、
Aソフトがタイトルを取りました・・・
みたいな。

いやいや、人間のプロ棋士だから
棋風や性格があって、
見る方も好き好きがあって、楽しいのであって
機械同士が対局したって面白くないでしょう。
という意見もあるでしょう。

でも、コンピューターに個性や棋風をつけることは
簡単なことです。
将棋界ではソフトがすでにプロに追いついているので
囲碁の将来は将棋の将来を見ていれば
予測がつくかもしれません。

オックスフォード大学が認定した
あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」702業種
というのがあります。

http://tutaeru.net/web/150311a.html

今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が
自動化されるリスクが高いという結論のようです。

これによれば
弁護士のアシスタントや特許専門弁護士さえなくなるそうです。
資格商売も安泰というわけではないのです。

どの業界も生き残るには
機械化を阻止するという方向ではなく、
機械ではできない分野を開拓していく
ということなのでしょうが、

今の囲碁界は果たして
なにか考えているのでしょうか?


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