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第104号 勉強のできる人と仕事のできる人の違い


自分のことだけでなく相手の立場を考えて行動できる人のことを
世間では人間ができているとか、人格者だとか言います。
しかし、実は相手の立場を考えるということは、人格者どころかむしろ
天邪鬼(あまのじゃく)なのです。

相手の立場を考えるということは物事の裏側を見ることだからです。
自分のことを第一に優先して考えるのが生命体としては当然のことです。
例外は唯一、自分を犠牲にしても子を助ける行為だけです。
これは遺伝子に組み込まれた行動です。

自分のことを優先で行動する人のことを、
世間では「わがまま」と言っています。

でも、これは当然のこと。
人間ができていないんだ、と反省してもいいですが
本来それほど責められることではありません。

相手の立場を考えて行動するということは本能のままに行動したら
できないのです。

だから、難しいのです。
難しいことができるから、人格者だと褒められるのです。
だから、仕事でも成功するのです。

囲碁が強くなれる人は
相手の立場を考えて行動できる人です。

自分の地の広さだけを考えて地を囲っている人は勝てません。
相手の立場ならどう打つか、を考えられる人が
その先を読んで優位にことを運べます。

囲碁は勉強のできる人(学業成績の良い人)が強いとは限りません。
それは多くの場合、学問が自分一人でもできるものだからです。
友達が勉強するか否かにかかわらず、
自分で進めることができます。
自分勝手にしても成果が出るものだからです。

でも、
社会に出たら、相手の立場を考えられない人は成功できません。


勉強のできる人より仕事のできる人のほうが
囲碁は上達できるのかなというのが私の仮説です。
優秀なセールスマンが囲碁をやったら
相当上達が早いんじゃないかなと思ったりしていますが、
まだ実証できていません。

実証する気もないのですが。。。

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