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第106号 目的を持って打つ


初段になるために必要な対局数、というテーマで以前書いたことがあります。
実は数だけが問題なのではありません。
同じ1局打ってもその効果は千差万別です。

対局には楽しいから打つ対局と、
目的を持った対局の2種類があります。
あなたが打っている対局はどちらでしょうか。

楽しいから打つ対局は数をこなせば上達効果があります。
というより、
数を重ねなければ上達効果が出ません。

短期間で上達する人は例外なく
目的を持った対局を行なっているのです。
プロ棋士を目指す人は例外なく行なっています。

目的を持った対局って何?

広いところを意識して打ってみよう。
石が死なないように打ってみよう。
地に辛く打ってみよう。
思い切り大模様を張って打ってみよう。

などなど・・・

自分が試したい打ち方を思い切り打ってみるのです。
勝敗にはこだわりません。
目的を持って行なった対局は負けてもあなたの棋力を向上させます。

なぜならば仮に負けたとしても上達の道のりの中の失敗だからです。
目的を考え出したときから上達の道を歩み始めています。

上達というゴールまで歩き続ければいいだけです。
初段になるという目標のために、たとえば
石を連絡して大石が死なないようにする、
広いところに打てるようになる、
模様碁も地に辛い碁も打てるようになる、

ということが必要だと思ったら、

そのように打ってみます。
負けたらその目的に反する手を打っていないかのみをチェックします。

対局は目的を持って行なったとき、
上達効率が向上します。

目的を意識しないで打っていたあなたが、
目的を持って打つようになったら、
そのときあなたの上達スピードは
目を見張るほど早まることになるでしょう。


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