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第114号 チリも積もれば山になる?

時間があまりとれないんですが、コツコツやれば上達しますか?
という質問をよく受けます。

回答は「はい」でもあり、「いいえ」でもあります。
チリも積もれば山になる、ということわざがありますが、
このことわざ、誰が作ったんでしょうか?

これは努力を続ければ成果が出る、という努力を推奨することわざだと思うのですが、その意味で私はキライなことわざではありません。

でも、真実を言うなら、
チリはいくら積もってもチリです。
チリが積もって山になることは絶対ありません。

論より証拠、
私の部屋、1年掃除をしていませんが、山はできていません。
(キタネェ~)

どこかで災害が起きたときに国民の一人一人が1円ずつ寄付すれば、
1億2千万円集まります。
チリも積もれば山になる、というのはこういうときに使います。

あなたが、毎日1円ずつコツコツと100年間、貯金しても、
36,500円しか貯まりません。

でも、たとえ毎日1円ずつでも
1億2千万人のその貯金の利子(金利1%)に税金2割を課税すれば、
100年で87億円の税収になります。

チリも積もれば山になる、と言うのは
たぶん、為政者(国を治める人)が作ったことわざでしょう(笑)

ひとりで行う行為の場合は、
量より質で考えなければなりません。


たとえば、
毎日1円貯金したお金はそのまま貯めずに、
その365円で毎年1回家族の記念写真を撮
りましょう。

100年後の36,500円より、よっぽど価値のある財産になります。


囲碁を勉強するなら
とにかく1日10分勉強しましょう、
と言うだけではだめなのです。

質の悪い勉強をいくら積み上げても上達しません。
暗記ではなく、なぜか、を常に考えながら
自分のレベルにあった棋書を少しずつでいいから攻略しましょう。

きっと、1年後には4~5級ランクアップしています。


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