June 09, 2008
第115号 自己主張と聞き上手
| 囲碁仲間の集まりの会話です。 ある定石についてA君が言いました。 「この定石、ここでこう打つと、・・・こうなるんだって」 それを聞いてB君とC君の反応は B君「へーそうなんだ・・・」 C君「ああ、そうそう、ぼくもそれ知っているよ。」 そしてC君はさらに 「ところが、そこでこっちの分岐点を選ぶと・・・こうなるんだよ」 と解説を続けました。 さて、B君とC君、どちらが上達する可能性が高いでしょうか。 ☆ ☆ ☆ そんなの分かるはずありません(笑) 分かりませんが、でも、B君のほうでしょうね。 実はB君が「へーそうなんだ・・・」といいながら何を考えていたかが問題なのですが、 始めて聞いた話に、今まで自分が打っていた手を思い出しながら、今聞いた打ち方をするとどう違ってくるかな? と・・・の部分で考えていて眼がうつろ?になっていたのなら末恐ろしいほど上達するでしょうね。 そうではなくて、 ただ知らない話を聞いたので、さらにA君の話の続きを聞こうとして、 「・・・」と無言の状態になっていたのなら、 やはり上達の可能性は高いでしょう。 さらに、 本当は知っていたけれど、A君がその先、さらに何を言おうとしているのか、聞こうとして 「・・・」だったのなら やはり上達の可能性は高いでしょう。 C君のように、 自分だって知ってるぞ、とばかり 人の話を折って、自分が続きを話し出してしまう人、 さらに最悪なのは 「いや、それはもう定石ではない」 みたいに批判や自己主張をしてしまう人。 こういう人が意外と多いのではないかと思います。 対局後の検討のときは対局者同士でああだ、こうだと やるのはいいんですけどね。 C君の場合、何がいけないかというと、 人の話をさえぎってしまった結果、 自分の知識が最大値になって、他の人からの知識や情報が入って こないという点です。 勉強すると、ついつい、 自分の知識を披露したくなるものですし、 他の人が知識を披露すると、自分だって今聞いたからじゃなくて前から知っていたと自己主張したくなるものです。 でも、どっちが物知りだったかを競うことは意味がありません。 どうしたら自分を高めることができるかを考えましょう。 「自己主張する前に相手の話を最後まで聞く」 つまり「聞き上手」になることはその意味でとても大切なことです。 たぶん、 世の中でこれを実行しないで成功している?のは政治家だけです。 |

comments
普段の会話でも、A君の続きの話を遮っているかもしれないと思うと、恥ずかしいです。
でも、つまらない会話を永遠と続ける人もいるので、難しいところだ思います。
>つまらない会話を永遠と続ける人もいるので、難し
>いところだ思います。
それは想定外でした。
確かに、世の中はまともな話をする人ばかりじゃないですから。