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第120号 結果が出たところに集中する

勉強法は一般に、
1.広く浅く
2.狭く深く
の2とおりがあります。

囲碁なら布石からヨセまでまんべんなくやっていないと、
総合的棋力が低くなります。
苦手分野を放置しておくと、棋力アップの妨げになりますよ、
という話は以前にもしました。
苦手のない平均した力が本当の力です。

でも、
広く浅くがひととおり済んだ場合、
さらに広く浅くを繰り返せばいいのでしょうか。
たしかに、
「布石は得意だけど、ヨセはまったく知らない」
では1局最後まで打ち終わることもできません。

しかし、
有段者はもちろんのこと、中級者以上の人なら
一点を掘り下げる勉強法も必要になります。
これは得意だというところがあると対局も楽しくなります。
少し、中長期のスパンで考えて、
掘り下げる勉強法で得意分野を一つずつ増やし、
それを各分野で循環していけば極端な偏りのない勉強になります。

何でもよいのですが、
ひととおり勉強した後は一点集中でやってみましょう。
その際、どこまで深く集中するかは効果測定によって決めます。
効果測定、これは効率的上達には欠かせない ツールです。

効果測定はペーパーテストでも良いですが、実戦対局がベストです。
効果測定を実施しないと、
効果の出にくいところに集中して時間をかけてしまうことになります。
面白いからって、詰碁ばかり勉強していても囲碁は強くなりません。
そういう人、結構多いんですけどね。

どの分野でも集中勉強すれば、棋力は必ず上がります。
でも、他の分野とのバランスが大きく崩れると、
棋力アップは一旦、止まります。
そこが、勉強分野の移行のタイミングなのです。

たとえば、詰碁を集中して勉強したら、ネット碁などの対局を継続的に
行なって、棋力の上昇が続くかぎり、詰碁の勉強を続けます。
棋力の上昇が鈍ってきたら、たとえば布石の勉強に切り替えて、
また、しばらく布石の勉強続けます。

こうして、バランスをとりながら
効果の出ているところを集中して勉強する。
それが棋力アップを実感できる効果的な勉強法です。


09:21 | Comments (2) | Page Top ▲

comments

どうも初めまして。ちょっと囲碁のことで調べ物があったのでサイトに立ち寄らせて頂きました。
当方囲碁はほとんど初心者でコンピューターゲームくらいでしか対戦もしたことが無いのですが、お話しが面白かったので、コメントさせて頂きました。
自分は基本的にTCGによるいわゆるカードゲームがメインの人間なのですが、大なり小なり知能を競う類の競技は最終的にどういう考え方、捉え方を出来るか? ということで、勝負の結果やその後の成長が変わったりするものだと思っています。
そういった意味でこちらの記事は大変興味深く、共感出来るものがありました。
また更新されましたら拝見させて頂きたく思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

  • みや
  • 2008年09月16日 10:46

コメント、ありがとうございます。
好き勝手なことを書いていますが、また遊びにきてください。

  • いごっち
  • 2008年09月28日 20:51

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