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第128号 どうして、どうでもいいことから決めていくの?

世の中を見ていると、どうでもいいことから決まっていきます。

肝心なことはなかなか決まりません。


簡単に決まる、決められる、そういうことから
決めていくと、
今日は問題点をいくつ解決したぞ・・・
という感じで、その瞬間は達成感があるからでしょうか。

どうやら人間は重要なことは後回しにして、
どうでもいいことから決めていく習性があるようです。


その結果、世の中は変わりません。
悪くなることはあっても、良くなることはないのです。
政治がその典型です。


あなたの囲碁も同じです。

どうでもいいことからはじめていませんか?

一つ一つの手筋、
その知識を積み上げることは大切だし、
実行してほしいことの一つではあります。

毎日1問、詰碁を解く。
実行できれば理想的です。


ただ、身の丈を超える難問に挑戦することに魅入られてしまうと
棋力はストップしてしまいます。


先々の高度な技術など、
入門者や中級者にとってはどうでもいいこと。


一つ目の積み木を置く前に、
二つ目の積み木を重ねようとしても無意味です。


囲碁の本質は構想。


そもそもどういう碁を打ちたいか?
構想をもって対局しているか?
を自問自答してみましょう。

あなたは大将として、碁石の一つ一つに指示をしていますか?
あなたの指示がないので、碁石が気まぐれに動いていませんか。
本当に碁石が動いたら反則だけど・・・
というより、ホラー。


壮大な模様碁が打ちたいのか、
堅実な碁がうちたいのか、
奇襲戦法で相手を驚かせて攻めたいのか、


まずはあなたの意思が存在しなければ
一手一手の技術など意味がありません。


一局の中で
大模様の手を打ったかと思うと、
堅く地を取る手を打ったり、

意味もなく、相手を驚かすだけの手を打ったり、

そんな碁を私も数多く打ってきましたし、
数多く見てきました。


いったい、何がしたいの?

みたいな碁、まだ打ち続けますか?


上達したいのなら

どういう碁を打ちたいのか、
必ず一局を始める前に決めましょう。
そうしないと学んだ技術が生きてきません。


大事なのはあなたの意思。

あなたの意思、構想があって、はじめて
学んだ技術が生きてきます。




構想の研究。

まずは、そこからはじめないと
あなたの碁は変わりません。


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