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第138号 素直という上達法


あなたは素直(すなお)ですか?


素直というのは性格の一種だと思っている人が多いのですが、

実は、素直は知性の一要素でもあるのです。



素直な人は早く上達します。


人の言うことはまちまちだし、
必ずしもすべて正しいとは限らないので

すべて聴いたほうがいいとは言いません。



でも、自分の師、もしくは師と思っている人の話くらいは
信じて素直に実行してみましょう。


どんなにいいヒントを与えられても、


いや、それはそうとも限らない。。。

そうとは言い切れない場合があるはずだ。。。


それはほんとうかな。。。



と受け入れずに何もしない人、

意外と多いのです。



人の意見を鵜呑みにしないことは
自分の意見をしっかり持った大人のあかし、


だと思い違いをしている人が「大人」には本当に多いのです。


効果を疑問に思ったら、

まず実行してみる素直さが大切です。

効果がなければ

こうやったけど上達しませんでしたが、なにか方法が悪かったのか
と訊いてみる。


その上で、ちょっと方法を変えたら上達できたとか、

やっぱりその方法は効果がなかったとか結論を出せばいいのです。


まあ、めったにないのですが、たとえ、効果がなかった場合でも

それはそれで二度と無駄をしないというあなたのノウハウになります。


まずは疑う前にやってみること。


人の意見はともかく、

まあ、先人たちの知恵の結晶である定石は100%信じていいでしょう。


定石さえ信じず、知っていてもわざわざ違う手を打つ人もいます。

試すのは一人で碁盤に並べればできること。


対局で定石外れを試すと、相手に知性のない人と思われます。

少なくとも私はそう思います。

何でも人の意見を否定し、
自分の考えだけで突っ走る人は知性が足りません。



学ぶ段階では師の教えに素直に学ぶ。

それを実行して、初めて例外ケースを学ぶ機会が生まれます。

初めから高度な例外を学ぼうとしていませんか?


工夫をするのは師の教えをマスターしてからで良いのです。
そして、勝敗は二の次でいいのです。


学んでいる身なのになぜ早急に勝ちを欲しがるのでしょう?
全敗、連敗が当たり前だという原則を知って下さい。



素直に
当り前の、原則通りの布石を打つ。

奇をてらわずに定石を打つ。



単純なことですが、

それだけであなたの碁は見違えるように美しくなります。

そればかりでなく、
あなたの顔も表情も知性で輝き、美しくなるはずです。


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