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第139号 囲碁におけるセレンディピティ

何のこっちゃ。
とお思いでしょうが。。。

まずは聞いて下さい。


年をとればとるほど、失敗はしたくない。

限られた時間だから、なおさら
極力、効率的に物事を進めたい。

私も年をとるにつれて、そういう保守的な考え方になっていました。


自分で試すより、
完成されたノウハウを聞いて、実行したほうがいい。


「囲碁大好き」では、まさにその発想で
囲碁学習の方法や具体例を提供しようとしているわけですが、


その私自身の行動は?
と言えば、試行錯誤の連続。

紺屋の白袴。
というわけです。


自分は時間的に大損をして、その結果得られたノウハウを
メルマガで公開(こうかい)する。


それじゃ、
後悔(こうかい)する?


いえいえ。
自分には何の得にもなっていないのか、というと
そうではないのです。


たとえば、メルマガで、ある定石を説明しようと思って、
定石辞典で調べるとします。


目次で調べ、その定石を探してページをめくっているうちに
別の、ある棋譜が目にとまります。。。


あっ、
これ、この間、Kさんとの対局で打たれて、困った手だ。


というわけで、そちらもついでに読み進めてしまいます。


これをセレンディピティ(serendipity)といいます。

偶然とは言わないそうです。


何かを探している時に、探しているものとは別の価値あるものを
見つける能力・才能


のことをセレンディピティと言うのだそうです。

ウィキペディアで調べてみてください。



このメルマガ1号あたり、実質200行あるとして、

1号執筆するために本を200行を読めばいいのか、というと、

200行書くためには、
題材の選別等、遠回りに遠回りを重ねて
10倍の2000行は読んでいます。


1ページ20行として、本にして100ページ。

1ヶ月2回発行で200ページ。


囲碁の勉強を特にできなかったとしても、私は

「囲碁大好き」を月2回発行しているだけで

実は毎月、棋書1冊分読んでいた計算になります。


これはセレンディピティの効果でしょうか。
はたまた、ただの道草なのでしょうか。


人に役立つことをすれば、
自分にはそれ以上になって返ってくる。


言われてみれば当たり前のことですが、

目先の利益しか追わない、
現実派の人にはこの効果はないかもしれません。


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