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第142号 棋譜並べ用の棋譜の選び方

前号で張栩プロが史上初の5冠を達成したニュース
を冒頭にあげました。

これだけなら単なる碁界ニュースですが、
強い棋士の全盛期の棋譜がいい・・・
とコメントしたためか、反応が大きかったようです。

そう、さりげなく超重要な上達ノウハウを書いたのですが、
受け流さず、受け止めてくれたようです。
さすが、「囲碁大好き」の読者です。


棋譜並べは囲碁上達のための効果的な勉強法として古くから言われてい方法です。

ただ、簡単に見える棋譜並べには意外と落とし穴があって、
正しい棋譜並べをできている人は驚くほど少ないのです。

正しい棋譜並べにはいくつかのポイントがありますが、
その一つが
棋譜並べ用の棋譜の選び方です。


さて、棋譜並べにはどんな棋譜がよいのでしょうか。
好きな棋士の棋譜
を選ぶのは結構、的外れです。

好き嫌いと上達しやすさや分かりやすさは別のもの。
いくら好きでも、クセの強い棋士の碁をまねても
上達は難しいと思います。

基本はクセの少ない正統派の棋士の棋譜を選ぶことです。
そして、強い棋士の棋譜がいいのは当然といえます。
問題はその先です。

強い棋士の棋譜ならどれでもいいか、
というと・・・


10年前強かった棋士でも
タイトルから遠ざかった今の棋譜ではダメなんです。
また強くなる前の棋譜もだめです。

強い棋士の全盛期の棋譜がベストです。
しかも勝ち碁の棋譜。

そういう棋譜をあとから集めようとしても
難しいのはお分かりだと思います。
今、この時代最強棋士は張栩5冠に間違いありません。
その5冠を奪取した、あるいは防衛したときの勝ち碁の棋譜を集めましょう。
これから防衛を続けるならその棋譜も対象です。


今なら各タイトル戦のサイトを検索すればサクサクと入手できます。
50も60も必要ないですよ。
10もあれば十分。

繰り返し何度も

碁盤に

並べてみましょう。
    

ただ、ひとつだけ注意点があります。
張栩5冠は初手、小目が圧倒的に多い棋士です。
初級者には難しいと思うので、
わかりにくいと思ったら
無理に張栩5冠の棋譜を使用するのはやめましょうね。


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