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第156号 お前には無理だよ

「お前には無理だよ」と言う人の言うことを聞いてはいけない。

私が40歳から囲碁を始めた時、
初段は無理だよと言われました。

もちろん、囲碁は若い時から始めたほうがいいのは
間違いではありません。
でも、日本では勉強の妨げになるからと、
教育熱心な親は中高生の囲碁は禁止するでしょうね。

日本より囲碁が盛んな韓国では
囲碁は頭の働きを良くするから
学校の成績も良くなると言われ、
子供に囲碁を習わせる親も多いそうです。

そういう子供たちから
多くのプロ棋士が輩出されるため、
日本と違い、韓国囲碁界は盛況です。


でも、それは光の部分。
影の部分も認識しなければ
事実を正確には捉えられないでしょう。

囲碁をすると、学校成績も上がる・・・

間違えてはいけません。
これは明らかに嘘です。

考えてもみてください。
自分をコントロールすることのできない
子供が囲碁を覚えたら、夢中になって
学校の勉強なんかするはずありません。

囲碁に夢中になれば、
学校の成績はみるみる落ちて、
挙句、
プロ棋士になれるのはごく一部で、

ほとんどの場合は
まっとうな人生を踏み外して、
フリーターになってしまうのが関の山です。


夢のない話をしてしまいましたね。
つまり、
プロ棋士を目指す人は特殊なんです。

アマチュアで囲碁を楽しむのなら
40代からでも遅くありません。
幸運にも学生時代(大学)に囲碁を知って、始めれば上達は早いですが、
学生時代は勉強し、
人生をしっかり構築してから
始めても遅くはないのです。


40代どころか、定年退職した60代からでも
遅くありません。

遅くありませんというのは
楽しめるという意味とともに
有段者にもなれますという意味です。

しかし、
そのとき聞こえるのが冒頭に記した
「お前には無理だよ」
この声に洗脳されると
初段にはなれません。


「お前には無理だよ」と言う人の言うことを聞いてはいけない。

自分が初段になれなかった人は
他の人にも初段になって欲しくないのです。
同じく初段になれなかった友達が欲しいのです。


あるいは、残念ながら
有段者でも、若い時から始めてやっと有段者になれた人の中には

40代やら50代やら、まして60代から始めたひとに
たやすく初段にはなってほしくないという
嫉妬の気持ちを持つ人も少なからず存在します。

囲碁を若いときから始めて、
強くなれた人は、それはそれで問題ありませんが、
遅く始めた人が
もっと早く囲碁を始めればよかった
と後悔する必要はまったくありません。

むしろ、
人生の礎を築いた
40代以降から囲碁を始めた人は
賢い選択をしています。

あなたがもし、そうなら、
「お前には無理だよ」という声は聞かないでください。

40歳から囲碁を始めて初段(以上)を達成した人間がいる
という事実を頭に入れて、自分に置き換えてイメージしましょう。



この11月で
「囲碁大好き」は発行7年目に突入。

40代以降など
遅く囲碁を始めた人の初段達成にも力を入れて
応援していきます。

どなたでも
学習法などについての
相談メールはいつでも受け付けています。

14:10 | Comments (2) | Page Top ▲

comments

39歳から囲碁教室に通いだしたので、このお話は嬉しかったです。

  • koopop
  • 2010年03月31日 18:34

そう言ってもらえて私もうれしいです。
熱心なブログも見せていただきました。
引き続き囲碁を楽しんでください。

  • いごっち
  • 2010年03月31日 19:29

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