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第170号 何がわからないかがわからない


何かを学ぶ過程ではよくあることですが、
何がわからないかがわからない状態に陥ることがあります。

それはスランプとともにやって来ます。
スランプなら経験したことある、という人は
けっこういるかもしれません。
思い出してみてください。

スランプの時って、
必ずと言っていいくらい
何がわからないかがわからない状態になっていたはずです。
そして、何を勉強したらいいのかわからない・・・

基本定石、勉強したし、
三連星も勉強したし、
詰め碁もずいぶんやったし、
これ以上、何すればいいんだ?
という状態になっているにもかかわらず
連戦連敗。

もし、あなたが
何がわからないかがわからない
状態になっていたら、
そこから抜け出すのはちょっと大変です。

何がわからないかがわからないのだから
自分からは抜け出すことができません。


誰かにアドバイスを受けようと思っても
何がわからないかがわからないのだから
質問ができません。

「私は何がわからないのでしょう」
って、訊くしかないですが、
それに答えられる人はまず、いません。

そもそもそうなってしまった原因を
さかのぼれば、
自分の勉強したことを
管理(リストアップ)していない
ということに気がついてください。

「TO DO LIST」(やることリスト)
を作成し、それに従って勉強できるようになったら
もう、放っておいても有段者になれます。

そこまでできない場合は
せめて過去、自分の勉強したことを
リスト化しましょう。

布石
 三連星
  外側からのカカリ
  内側からのカカリ

定石
 星  
  星への小ゲイマガカリに対する応手    
   小ゲイマウケ
   一間バサミ
・・・

のように書き出します。
具体的なほどいいでしょう。
場合によっては簡単な棋譜図を記載します。

それはやがては
ノート1冊どころか
5冊、10冊、20冊・・・
になっていくでしょう。

リスト化すれば、自分が
何をやり、
何をやっていないか
がわかります。

だから
やっていないことをやればいいのです。

その場合、水平展開するか垂直展開するか
が問題ですが、
つまり、
手をつけていない分野をはじめるか、
すでに手を付けている分野の深度を深めるか
ですが、

一般に、後者が先だと思っていて間違いありません。
一生、スランプ知らずで囲碁ライフを送れるでしょう。


それでも誰かにアドバイスを受けたければ
そのリストを見せれば
まともなプロならだれでも的確なアドバイスが
できるでしょう。

・・・
ただ、20冊のノートをちゃんと読んでくれる
かどうかだけが疑問ですが。

実は、それだけのノートを作っていれば、
頭が整理されているので

20冊見せなくても
自分でわからないポイントをまとめて
質問ができるようになります。

何がわからないかがわからない
なんて状態にはなりようがないのです。

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