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第182号 初段のラインを超えろ!


あなたは運転免許を持っているでしょうか。

持っている人はわかると思います。
持っていない人も
読んでもらうとそうなんだ・・・と
わかると思います。

10代なら運動神経がいいので実技で運転免許試験に
落ちることはあまりありません。
ここでの話はペーパーテストのほうの話です。

私が免許をとったのは30年前にさかのぼります。
従来合格基準が70点だったのが
私の受験した年から90点に引き上げられました。

100問中90問正解しないと合格できないのです。
ご存じのとおり、
運転免許のペーパーテストは難しくありません。
合格基準が70点の時代は
勉強しなくても常識があれば落ちることはありませんでした。

だって、

車を運転していたら、人を轢いてしまったのでそのまま走った。
○か×か

みたいな問題ばかりだったのですから。
(↑実際出た問題です!)

この年、車の増加や交通事故の多発によって、
運転免許を厳しくする節目だったようです。
合格ラインを70点から90点に上げると
どういうことが起きるか?

結構落ちます!

教習所の教官が教えてくれたことですが、
出題者側は合格ラインを70点から90点に上げて、
どのような内容にしたかと言うと、

89問までは従来通り勉強しなくてもできる問題、
残り11問は勉強していないと間違える問題を
出しているということでした。


合格したいのなら
その11問中の1問を正解するために
試験範囲を全部勉強してください、
というわけです。

90問正解しなければならないというより、
たった1問、正解すればいいというのが実態なわけです。

では、

89点の人と90点の人の違いは何か。


90点の人は
試験の前日、好きな野球中継を見ずに、勉強した人。

89点の人は
我慢できずに好きな野球中継を見てしまった人。

です。
能力に差があるわけではありません。


囲碁の場合も同じです。
合格ラインを目標ラインに置き換えます。
たとえば、初段が目標なら
初段になるために勉強しなければならない事項や対局数があるわけです。

初段になれる人は、
余暇やボーっとしている時間を勉強に向けることができる人。

初段になれない人は、
余暇は休みたいという人。

繰り返し言います。
能力に差があるわけではありません。


あなたはぼーっとして
永久に89点を取り続けますか。


それとも
奮起して
90点ラインを超えますか。

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