トップページ >囲碁エッセイ> 第187号 負けるのがイヤだから対局したくない

第187号 負けるのがイヤだから対局したくない

囲碁を始めたころ、私は
NHK学園の通信講座を受講していました。

自己流だと上達しないことは知っていたため、
とにかく基本を積もうと考えたからでした。

その通信講座では
年4回囲碁大会があって、対局の機会の少ない私はそれが
唯一の実戦の場でした。


ほとんど大人ばかりのその大会に当時5歳の可愛い女の子が来ていました。
とても可愛かったので、
その囲碁大会ではアイドル的存在でした。

でもね・・・
とんでもないアイドルだったんです。
お互い、10級だったので、
組み合わせで対局相手になる可能性がありました。

対局相手になったらいやだな~。
だって、40過ぎのおじさんが5歳の女の子に負けたくないじゃないですか。


幸い、女の子は私の隣で別のおじさんと対局していました。
もちろん、そのおじさん、
デコボコにされていました。

いや、殴られていたわけじゃありませんが。
1年後、私が8級になったころ、
その女の子は6段になっていました。


そして、
あやちゃんは
プロになるための勉強を始めるため、
この囲碁大会は次回から参加できなくなりました、
と主催者から紹介と、お別れのメッセージがありました。


子供の成長力はすごいなあ、と
つくづく思いました。
でも、ただの子供じゃありませんでした。


その女の子、
NHK 囲碁講座テキスト 2011年 2月号の表紙を飾っています。
左です。
↓↓↓

http://tutaeru.net/web/110122.html

16年前、負けて恥をかいても、
5歳の女の子と
対局しておけばよかった。

このメルマガでも
負けて強くなれ、
負けろ!負けろ!
といつも言っている私自身、

負けても負けても対局をいやがらない
優等生だったわけではありません。


でも、

負けるのがイヤだから対局したくない
と思った相手は16年前のこの人だけなのです。


↓↓↓
http://tutaeru.net/web/110122.html

23:36 | Page Top ▲