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第191号 囲碁のクラウド化(その1)

先日、京大入試中に問題をネットに公開した予備校生が逮捕される
事件が起きました。

何を意図したのか明白ではありませんが、
問題をネットに公開すれば、リアルタイムでそれを解く人がいて、
それをまたネットに公開すれば、カンニングが可能になります。

実はこれは最先端技術の「クラウド コンピューティング」
の発想だったわけです。
最近、新聞紙上やパソコン誌上でよく目にするようになった
「クラウド コンピューティング」という言葉。

どういう意味かというと、
ソフトやデータを自分のパソコンではなく、Web上に保管し、
自分のパソコン内は軽くしておくと言うものです。
見たい時にはWeb上のサーバーにアクセスして見ればよいのです。

冒頭の予備校生に、「クラウド コンピューティング」
の発想があったかどうかは不明ですが、
時代はまさに「クラウド化」に進んでいます。

辞書持ち込み可、パソコン持ち込み可の入試があっても
いいような気がします。
そのほうが本当の実力がわかるでしょう。
それをカンニングと言うのでしょうか。

今回の予備校生逮捕は行き過ぎのような気がします。
解答が簡単に出てしまうような問題しか作れない
大学の先生と大学当局、警察当局側の過剰防衛としか思えません。

「クラウド化」の例としては、
身近なところでは最近、トレンドマイクロ社のウイルスソフトが
2011年版からクラウド化されました。
ソフトを利用者のパソコン内ではなく、
Web上(トレンドマイクロ社のサーバー上)に置いているのです。

もともとウイルスソフトは重くて、インストールすると
パソコンの動きが悪くなったりしていましたが、それが解消
されたわけです。


囲碁の世界でも、
私がサイトで、動く碁盤を表示するため使用しているJAVA碁盤も
クラウド化されたもので、もう、10年以上前から存在していたのです。

このJAVA碁盤のソフトは私のパソコンの中にあるのではなく、
Web上にあります。
そのソフトを呼び出すコマンドと囲碁のデータをサイトに記述して
公開するだけで、サイト上でJAVA碁盤が稼働します。

コンピューターだけでなく、人間の頭の中もクラウド化が可能です。
というか、
コンピューターより記憶容量の小さい人間こそ「クラウド化」
が必要です。
人間の脳は記憶容量より、考える能力の方が大きいのが特性ですから、
その特性を生かすべきです。


実際には、もう何百年も前から「クラウド化」は進んでいます。
あなたはパソコンを作れますか。
作れなくてもパソコンを使えますね。
あなたはテレビをく作れますか。
作れなくてもテレビを見ることができますね。
本も「クラウド化」と言えます。

要するに「クラウド化」とは
知識を自分以外のところにプールすること、
詳しい人にお願いする、ということです。


さて、
囲碁を打つ場合にも「クラウド化」は可能でしょうか・・・

自分は対局の構想だけを持ち、
知識は他にプールしたものを参照しながら打つ。


定石事典を見ながら打っていいよ、とか。
パソコンのデーターを見ながら打っていいよ、とか。。。

あなたはどう思いますか。


級位者からは拍手、
有段者からはブーイングが聞こえてきそうですが
賛否両論になりそうですね。

いいか悪いかは分かりませんが、
遠い遠い将来は
ありそうな気がします。

手筋などの個々の知識はマイパソコンに入力し、
自分は構想や戦略をマイパソコンに指示して打つ・・・
みたいなことが。

要するに知識では差がつかない。
ものの考え方が優れている者が勝つ。

実社会はすでに
その方向に進んでいるのです。


◎アンケート

あなたはどう思いますか。

A 囲碁のクラウド化反対
定石や手筋などすべてを個人の頭の中に入れた上で戦うのが本来の囲碁の楽
しみ方である

B 囲碁のクラウド化賛成
定石や手筋など記憶に頼る部分は随時事典などを参照できる状態で構想や戦
略を中心に戦うのが本来の囲碁の楽しみ方である


どちらか一つクリックしてください。

◆A 囲碁のクラウド化反対
┗ http://tutaeru.net/web/110320a.html

◆B 囲碁のクラウド化賛成
┗ http://tutaeru.net/web/110320b.html


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