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第192号 囲碁のクラウド化(その2)

前回、囲碁のクラウド化というお話をしました。
ちょっと、間が空いてしまいましたが、今回はその続きです。
その前に、どんな話だったか、
前回の記事を抜粋します。

-----ここから前回の抜粋-----

「クラウド化」の例としては、
身近なところでは最近、トレンドマイクロ社のウイルスソフトが
2011年版からクラウド化されました。

ソフトを利用者のパソコン内ではなく、
Web上(トレンドマイクロ社のサーバー上)に置いているのです。
もともとウイルスソフトは重くて、インストールすると
パソコンの動きが悪くなったりしていましたが、それが解消
されたわけです。

さて、
囲碁を打つ場合にも「クラウド化」は可能でしょうか・・・

自分は対局の構想だけを持ち、
知識は他にプールしたものを参照しながら打つ。
定石事典を見ながら打っていいよ、とか。
パソコンのデーターを見ながら打っていいよ、とか。。。

◎アンケート

あなたはどう思いますか。

A 囲碁のクラウド化反対
定石や手筋などすべてを個人の頭の中に入れた上で戦うのが本来の囲碁の楽
しみ方である

B 囲碁のクラウド化賛成
定石や手筋など記憶に頼る部分は随時事典などを参照できる状態で構想や戦
略を中心に戦うのが本来の囲碁の楽しみ方である

どちらか一つクリックしてください。

◆A 囲碁のクラウド化反対
┗ http://tutaeru.net/web/110320a.html

◆B 囲碁のクラウド化賛成
┗ http://tutaeru.net/web/110320b.html

-----ここまで前回の抜粋-----


さて、アンケート結果ですが、
平成23年9月11日現在
◆A 囲碁のクラウド化反対・・・153
◆B 囲碁のクラウド化賛成・・・ 75

でした。
これは私の憶測ですが、
中級位までの人は賛成だったのではないでしょうか。
面倒な定石を覚えなくてもよいと思い、
また、
すでにある程度定石などを覚えている上級者に追いつける
と思ったかもしれません。

2段くらいまでの人は反対だったでしょうね。
下手(したて)に追いつかれる、
いままで一生懸命定石を覚えたのは何だったのか、
と思ったかもしれません。

はっきり言うと
どちらの考え方も間違いです。

囲碁をクラウドしても、
定石を知らなければ戦略も立てられません。
定石などはやはり勉強しなければ
ならないのです。

意味のない暗記は必要ないというだけです。
現状の囲碁でも同じことです。


したがって、
囲碁をクラウド化しても、
上手と下手の力が縮まることはありません。

高段者は
それらを知った上で、別の理由で反対だったはずです。

囲碁をクラウドすると、
対局時間がべらぼうに長くなります。
1局に1日かかります。
プロ棋士みたいですね・・・

囲碁を娯楽と考えたとき、
それでは重すぎるのです。
ちょっと1局打とうよ、
と言う感じにはなりません。

それでは
囲碁は衰退してしまいます。

仮に囲碁をクラウド化するとすれば、
それは現在の囲碁とは全く別の戦略ゲームになるのではないかと
思います。

それはそれで新規の人たちが興味を持って
参入してくるかもしれません。

それはそれで
面白いかも
と言うことです。

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