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第194号 真実でないことのほうが真実らしく見える

何と言ったらいいのでしょうか。

世の中にはウソの方が本当らしく見えたり、
聞こえたりすることが多いようです。
そして、ウソのほうが魅力的です。

それは基本的に人間が楽な生き方を
求めるからなのかもしれません。

一生懸命頑張りなさい、努力は必ず実を結ぶから。

そう言われて頑張る人なんか今では天然記念物です。
もっと効率的に。
もっと楽に。

そういう方法を求めること自体が
間違いというわけではないけれど、
その裏には
何もしないで成果を求める気持ちがあるのも事実でしょう。

昔、本当に昔、私がまだ20代前半のとき、
外資系の会計事務所に勤務していたころのことです。

普通はそういう人とは会わないのですが、ちょっと縁あって
英会話教材のセールスマンに自宅近くの喫茶店で
話を聞いたことがありました。
その人のセールストークは、

今、100万円払ったら、何もしなくてもすぐ
英会話ペラペラになれるとしたら、
100万円払うでしょう?

そんなことは不可能だけど、
可能な限りそれに近いものをと言うコンセプトで
開発したのがうちの英会話教材なんです・・・

とてもうまいセールストークだと思いました。
当時は呼び出しセールスというのが流行っていて、
男性客には若い女性のセールスレディが、
女性客にはイケメンの男性のセールスマンが、

場合によっては色仕掛けでセールスをすることが
社会問題になっていました。
被害者が大勢出たそうです。買ってみたら粗悪品だったとか。

私?

相手のセールスは中年男性でしたし、
そういう悪徳セールスではなかったようですが
丁重にお断りしました。


楽をしようと思うと
人間は真実が見えなくなるものらしく、
だまされたり、安易な道を選んでしまうようです。

もっと効率的に、
もっと楽に。
そんなことは当たり前。
そのうえで

一生懸命頑張りなさい、努力は必ず実を結ぶから・・・

なのです。
多くの人は
努力の量を減らすために

もっと効率的に、
もっと楽に、
を考え、
あわよくば
何もしないで成果を得ようとしています。

ネットでこういう活動をしていると、
囲碁の上達法を聞かれることはよくあります。

そもそもこのメルマガでも
囲碁の上達法を論じています。
なぜ、そんなことを論じているかと言うと
間違った方法や方向で努力をしても
無駄になるからです。

あなたの努力を無駄にしてほしくないからです。

努力をしなくても上達する方法
を論じているのではないのです


効率を上げてほしい。
でも
効率を上げても
努力を減らしてほしくありません。

詰碁ですか、
棋譜並べですか、

それらは囲碁の上達法としてもっともらしく聞こえます。
真実らしく見えます。
だからその2つを挙げるプロやインストラクターもいます。
間違いではありません。

でも上達のための詰碁や棋譜並べは
通常考えられている詰碁や棋譜並べとは違います。

私のマニュアル  http://tutaeru.net/web/110521b.html 

を読んでくれた人は囲碁上達法として何が真実かを
分かってくれているはずです。

最初は
「えっ?」
と、虚をつかれるかもしれません。

真実を見極めることは
思っている以上に難しいのです。


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