トップページ >囲碁エッセイ> 第218号 パターン学習の功罪

第218号 パターン学習の功罪

こういう場合はこうする。

そう覚えていくことを
パターン学習と言います。

パターン学習の趣旨は
覚える事項を極力少なくすることです。
ただ、効率的ですが、
それだけだと頭を使わなくなる弊害もあります。

囲碁の場合は
布石やヨセがパターン化しやい分野です。
中盤の戦いはもっともパターン化しにくい分野です。

もともと、
パターン化した方がいい分野と
パターン化しない方がいい分野とがあります。

したがって、
パターン化した方がいい分野は
できるだけパターンに整理して学習するのが効率的であり、

パターン化できない、
またはしない方がいい分野は
個別事例を数多く学習するしかありません。

これを逆にしてしまうと、
ゴールは果てしなく遠のいてしまいます。

布石を個別事例を未分類のまま
あっとランダムに学習する。
これは非効率極まりないです。

中盤の打ち方を
パターン化しようと努力する。
これは無意味とは言いませんが
徒労に終わる可能性が高いです。

採りあげる個別事例がほとんど別のパターン
になって、パターン化する意味がないことに
気づきます。

私、やった経験があります。
バカです。何でも1度はやってみます。

あなたは
私の経験を聞いていれば
バカをやらずに済みます。

ちまたの棋書を見ると、
さすがに中盤の打ち方を
パターン化したものはありません。

例外なく棋譜事例をいくつか取り上げて
解説したものだけです。
だから、分かりにくいのですが・・・

でも、パターン化した方がいい序盤の打ち方
についても、個別事例型が多く目につきます。

布石などは
基本的なパターンを示した上で
それぞれのパターンの典型的な個別事例、つまり、棋譜例を
示すのがもっとも理解しやすい教材でしょう。

私は嫌いでしたが
今思うと、
中学、高校の数学の教科書がこの理想形を持っていました。

各セクションごとに基本例題とその解答を示し、
変形例や応用例を練習問題として提示する、
というパターンです。

嫌いでしたが、
素晴らしいテキストだったんですね。

でも、今、
数学を勉強しようとは思いませんが・・・

00:56 | Page Top ▲