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第222号 勝手読みの治し方

対局していて、よく間違える典型例として
「勝手読み」があります。
棋力が上がっても、なかなか
この「勝手読み」をゼロにすることはできません。

人間って、どうも
自分の都合のいいように考えるクセがある生き物のようです。
その自分の「都合のいい」発想を直す薬はないものか。

自分に基礎知識がないために
人が言ったたことや
本に書いてあることが
理解できなかったり、
必要以上にすごいことだと思ってしまうこと
があります。

基本的な知識、情報が欠けていると、
当たり前のことが
不思議にすごいことのように
感じるわけです。

定石や手筋を覚えると、
勝手読みは減少します。

そのレベルの勝手読みは
実は勝手読みというより、
正確にいえば、基本的知識の欠如です。
知識の習得で解決します。

これよりも大変なのはヨミの分野です。
囲碁で打つ「手」は定石や手筋だけで
構成されているわけではありません。
いわゆるヨミの分野があります。

定石や手筋を知っていても
ヨミはその場その場で異なるので
定石や手筋を知っていても役に立たないこともあります。

そこで間違えると、
プロの場合、それは勝手読みとは言わず、
ヨミ違い、とか
ヨミ切れない
と表現されることが多いかもしれません。
プロ棋士が勝手読みをしたとは普通言いませんよね。


私たちの勝手読みは
ヨミ違いというより、
自分に都合のよいように考えてしまう
ということが圧倒的に多いです。
でも、これは、
治す方法があります。

自分がどうするかではなく
相手ならどうするかを考えればいいのです。

これは全局中必要なことでもあります。
言われてみれば簡単なことですが、
実行するのは難しいです。

何せ、
人間は自分の都合のいいように
考えるよう、
作られていますから。


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