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第24号 二手続けて打てると思うな

囲碁のプロになる人はどうして早く上達するの?
上達のスピードの早い人を見ると不思議に思います。
何が違うのかと。

「それは才能です。」
と言ってしまうと、商売にならないのでレッスンプロは口を揃えて
「才能は関係ない」
と言います。

プロになれるかどうかは才能かもしれません。
でも、アマのレベルならレッスンプロが言うように確かに才能は関係なく、
「努力」と「方法」しだいです。

「こんなに勉強してるのに強くなれない」
という人は「方法」がまちがっている可能性が高いのです。
やはり正しい勉強方法や囲碁の基本的な考え方があるようです。

白江治彦八段の著書「碁この法則を知っておけ」の冒頭に
「無駄な努力はやめなさい」
と書いてあり、
えっ、囲碁をやめなければならないのか?

と思ったら、そうじゃなく・・・
正しい勉強方法や考え方を身につけなければ、いくらやっても無駄な努力になると言うのです。

この本、いろいろな角度から正しい考え方や勉強方法が紹介されているのですが、読んでいくとこれは有段者レベルでちょっとむずかしい・・・
でも、これは「あるある」というアマの犯す間違いがわかりやすく書いてある箇所があり、その中でも、これは、と思うものがありました。
それは、

二手続けて打てると思うな

ということです。
わかりきったことのはずなのに、たしかに級位者のほぼ全員が、
「二手続けて打てるといいな」という手を打っています。

「ここ」と「ここ」、打てたらいいな、
と思ってまず1ヶ所に打ちます。
相手は必ずもう1ヶ所のいいところに打ってきます。
連打を阻止されると良い手に見えた最初の手がなんと色あせて見えることか。
連打できないのなら、別の手の方がよかった・・・

なんてことになるのです。

二手続けて打つと良い手になる手は悪手です。
打てるわけないですから。


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