トップページ >囲碁エッセイ> 第254号 ボトルネック理論

第254号 ボトルネック理論

布石を勉強しない人は
囲碁をやめて行きます。
これは歴然とした事実です。

囲碁はゲームの進行状態から
序盤、中盤、終盤の3つに分けられます。

一方、囲碁の技術面では
布石、定石、手筋、死活、ヨセ
の5つに分類することができます。


序盤は布石、終盤はヨセの技術が中心となります。
定石は主に序盤から中盤にかけて働く技術です。
手筋、死活は主に中盤ですが、
全局を通して必要となる技術です。



序盤で大きくリードされると
勝てる見込みがなくなります。
そして、中盤で投了することになります。



それはそれで正しいことで
勝つ可能性がないのに打ち続けることは
相手に失礼だし、
自分にとっても精神上よくないし、
せっかく覚えた技術も悪癖がついて劣化します。


布石がへたで
投了ばかりしていると、
それだけでも囲碁が嫌いになってしまうし、



対局で中盤を経験する機会が減って、
おのずと中盤の死活や手筋を勉強する機会も減ってしまうのです。
当然、そのまま囲碁を続けていく興味も失って、
囲碁をやめてしまうことになります。


囲碁を続けて、しかも上達したい。
ならばどうしたらいいか?、


たとえば、
10回対局する機会があったとします。


布石を勉強しないと投了が増えて
そのうち3局しか中盤に突入出来なかったとします。
さらにそのなかでヨセまで打って最後まで打ち終えるのは
1局だけになってしまったりします。


中盤まで打てたのが3局だったのに
終局まで打てるのが5局になったというような
ことは絶対にありません。

対局機会は一度減ると、
その先まで打てる頻度はどんどん減っていきます。
これが囲碁上達のボトルネック理論です。

だから、
最終的には序盤、中盤、終盤をバランスよく
勉強することが必要ですが、


初期の内、つまり、

初段を目指しているうちは

序盤、中盤、終盤の順にウエイトをかけて勉強すべきなのです。


まず、布石の力をつけることで
あなたの潜在な上達可能性が飛躍的にアップします。


18:45 | Page Top ▲