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第263号 強さの決め手は何か?

なんだかんだと言って、
結局、強さの決め手は何なのでしょう。

強い人と対局して歯が立たないと、
いったい、相手と自分はどこが違うんだろう
と思うことはないでしょうか。

私はいつもそう思っていましたし、
今でも思うことがあります。

そして違いが分かれば
そこを強化して
追いつくことができる。

その強さの違いは何か。


それは一概にはいえない。

布石、定石、死活、手筋、ヨセ・・・
さらには
形勢判断力、大局観・・・
と言い出せばきりがなく、

しかもすべての要素の総合が棋力であるというのが
正解、模範解答である、
というのが偽らざる事実です。


でも、それじゃ、
どこから手をつけたらいいかわからない。
あきらめるか・・・
になってしまいます。

原因を何か一つに絞りたい。
そうでないと、対策の仕様がない。


結局、私が行きついたところは
「手筋」でした。


特に中盤は手筋の応酬です。
序盤でも、定石を外していきなり、
切った貼ったの戦いになることがあります。

そこでの勝敗は手筋の力の差です。
ただ、結果は大負けになっても、
棋力は僅差です。

大差の棋力差がある場合は、
たいして激しく戦ってもいないのに
いつの間にか負けているという状況になります。

その場合の対策は
石をたくさん置くこと。
つまり、大差の原因は手合い違いということです。


問題なのはやはり、
僅差の棋力差のはずなのに、いつも大差で負ける場合です。
それは手筋の力の差だと言えます。

切り合ったり、攻め合ったりした場合、
一手の差で負けると、
対局全体が大差になることがあります。

初級から中級の人は特に
キリチガイ
が苦手だと思います。
ヒッチャカメッチャカになってしまいますよね。


そもそも、相手からキリを入れられるのが
嫌ですよね。

切られないように、ツゲばいいんですが、
それなら簡単。
キリが手筋の代表格なら
ツギも基本手筋の一つです。


囲碁をやっているのに
ツギを知らない人はもぐりです。
でも、あなたはどれだけツギの種類を
知っているでしょうか。


実はツギにも、

棒ツギ、
堅ツギ、
カケツギ、
ケイマツギ、
大ケイマツギ、
ナラビツギ、
両ツギ(兼ねツギ、ラッパツギともいう)、
タケフツギ、
ハネツギ、
アテツギ、
マクリツギ
サガリツギ
トビツギ

と、ざっと列挙しただけでも
これだけの種類があります。

中級者でも実戦では
堅ツギとカケツギしか打ったことのない人が多い
のではないでしょうか。


どの局面で
どのツギ方がいいのか。
その選択を誤れば、また大差です。

ツギ方一つでも
こんなに勉強すべき課題があるのです。

堅ツギとカケツギだけで、
「ツギは知ってる。
次は三々の攻防を勉強しよう」

なんて言っているようでは基本が飛んでいるわけです。


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