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第270号 棋譜鑑賞と棋譜並べは違う

棋譜並べ・・・・
これも誤解の多い上達法です。
ポイントはこの4つです。

(1)誰の棋譜を並べるか

(2)何手まで並べればいいか

(3)棋譜並べの目的は何か

(4)碁盤に並べるかパソコンで並べるか


これらのポイントが全てわかっているのなら
このコーナーはパスしても構いません。
もちろん、棋力によって異なることもあります。



(1)誰の棋譜を並べるか

もちろん、プロ棋士の棋譜です。
ヨミの深い棋士の棋譜は避けます。
到底、理解できないから。


同じ棋士でも棋譜ごとに難易度は異なるので
特に誰の棋譜とは言いませんが、
アマにもわかりやすい棋譜がいいです。

級位者の場合なら
いきなり目外しや高目に打っているような棋譜は
避けましょうということです。
布石の段階で、むずかしいと感じないものがいいです。

自分で選べますよ。
私はわかりやすいものを新聞碁から選んで
切り抜いて保存しています。
初級者のころからスクラップしていました。


(2)何手まで並べればいいか

棋力によって異なります。
初級者なら30手まででも十分、上達に役立ちます。



(3)棋譜並べの目的は何か

そもそも、これを分かっていないから上達しません。
当然ですよね。
ただ、いい棋譜をまねすれば、いい打ち方が身につく
なんてことじゃないです。

それも多少ありますけど、
効果が出るのは遠い日になります。
もっと具体的な目的があります。


序盤では布石や定石の手順・選び方など
を実戦型の中で学べます。


中盤では石の方向を学びます。
接近戦や戦いをどこで切り上げて
他の場所に回るか。
これを「石の方向」といいます。

芸術的な表現ですよね。
プロ棋士は好んで使う言葉ですが、
初・中級者にはよくわからない囲碁用語です。

接近戦や戦いが一段落するタイミングと
次に向かう急場や大場の判断です。
これはは大局観にも関係します。


(4)碁盤に並べるかパソコンで並べるか


これを間違えると
前の3つが分かっていても
棋譜並べの学習方法を無意識に
間違えてしまうことが多いです。

もちろん、碁盤に並べてください。


パソコンの棋譜管理ソフトで並べるのが
絶対いけないかといえば
そうではありませんが・・・

要するに、

棋譜鑑賞と棋譜並べは違うということです。

両者の違いはわかりますよね。
これでピンと来ないと重症です。



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