トップページ >囲碁エッセイ> 第276号 詰碁と詰将棋の保存と重複問題

第276号 詰碁と詰将棋の保存と重複問題

12月19日の日本経済新聞の文化面(一番裏面)に
詰将棋の話が出ていました。
書き手の方は詰将棋保存会の会長荒川貴道氏です。

スポーツ紙や週刊誌等に毎日、毎週出題されている作品が
その後、誰の目にも触れずに忘れ去られてしまうのが
忍びないので、2004年から保存活動を始めたそうです。

そして、
保存した詰将棋の数がなんと!
30万作になったそうです。

こうしたスポーツ紙や週刊誌等には
詰将棋と詰碁の両方があるのが普通なので、
詰碁も保存してくれればよかったのに
と思ってしまうのは勝手な望みですね。

将棋も囲碁も両方が趣味という人は
非常に少ないので、そこまでは望めません。

もし、私が詰碁を保存したとしても、
詰将棋は保存していなかったでしょう。


荒川氏の詰将棋の保存は
単に保存しているというだけではなく、
データベース化しているので
問題のダブりもチェックできる
というところがすごいです。

NHKテレビ将棋講座で、
ある講師の先生が出題する予定だった懸賞問題
を放映前に講座のテキストで見て
過去に別の新聞で出題されたもの
と同じであることに気がついて
NHKに連絡したら
放映時には問題が差し替えられたそうです。


荒川氏はとても素敵な活動をされていると思います。
同じ問題が作成されることは
手数の短い詰将棋の場合には
よくあることだそうですが、
これは詰碁の場合も全く同じです。

テレビ放映や独自性を必要とする団体等の企画で
内容が他の媒体とカブるのは
好ましくないかもしれませんが、
学習用テキストでは基本形が他の本と
カブるのは実際にあることですし、
それは必要なことでもあります。

ということは
詰碁の問題集を無体系に
何冊も買い漁ると
おびただしい重複が生じます。


ほとんどの囲碁学習者が
それに気がつかずに
複数の詰碁問題集を購入していると思います。


200問の詰碁問題集と
100問の詰碁問題集をやれば
300問という問題数をこなしたことになる・・・

と思っていたら実際には280問とか
250問しかやっていないかもしれません。

もし、重複にも気がつかないとすれば、
そもそも買っただけで勉強していないのか、
頭の中に入っていないのか・・・


いずれにしても
数だけこなすという
詰碁学習は卒業したいものです。


囲碁 ブログランキングへ

19:11 | Page Top ▲