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第29号 囲碁はバランス

囲碁はバランスのゲームだといわれます。
攻めすぎてもいけないし、守りすぎてもいけません。

効率を考慮して石を離しすぎれば、切断されるし、
切れないようにくっつけて打てば堅すぎて効率が悪くなります。

模様を大きく張れば、消されてしまうし、地を稼ぎにいけば小さくなってしまいます。

打ち方だけでなく勉強の方法そのものについてもバランスは重要です。

囲碁では勉強する分野を
序盤、中盤、終盤とか
布石、定石、手筋、死活、ヨセとか

分類することがあります。
今、布石、定石、手筋、死活、ヨセの5分類で考えてみます。

次の棋力を持ったAさんとBさんがいたとします。
各分野10点満点とします。

Aさん:死活が不得意で2点。他が平均以上の6点。合計26点。

Bさん:特に不得意な分野はないが、みな平均の5点。合計25点。

さて、どちらが強いでしょう。

学校の成績なら総合点の多いAさんが上です。
でも、囲碁ではBさんが上です。

勝負ごとでは一番不得意なところが常にネックとなりその人の実力を引き下げます。
極端に弱い分野があると、他の得意な分野でのカバーが利かなくなるのです。たとえば布石が5段クラスの力でも死活が10級なら総合的な棋力は6~7級になってしまうでしょうか。

もちろん、すべてを並行して勉強していくことは不可能で、しばらくは死活の勉強に力を入れ、次に布石の勉強・・・と一区切りごとに集中して勉強することは必要です。

しかし、しばらくは死活、またしばらくは死活、またまたしばらくは死活の勉強・・・ではいけません。

身に覚えのある方いませんか?

バランスのよい勉強で不得意分野をなくすことが棋力の思いがけないアップにつながります。


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