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第290号 良い碁・悪い碁・普通の碁

囲碁を趣味とする人にとって、
上達は共通の目標です。

上達は
どれだけ囲碁に時間を使えるかという暇(時間)と
学習の濃さ(効率性)の積で計算されます。

上達 = 時間×効率性

これ、定理です。
ただ、上達しない・・・とか、
時間がない・・・
とかぼやいていても始まらないので、

限られた環境の中で
最大限に上達する方法を実践するしかないのですが、
できない人が多いです。

まず、時間のない人・・・
仕事で時間が取れないという人は
学習効率を上げるしかありません。

それはわかっているけど、
どうやったら学習効率を上げることができるのか
それが知りたい・・・

それはズバリ、
やる気があるかどうか、です。


学習方法とかのノウハウよりも
自分自身にやる気があるか、
上達したい気持ちがどれだけ強いか
の方が百倍も重要です。

やる気があるだけで
学習効率というのは上がっているものなのです。
短い時間の学習でもヤル気のある人は
目に見えなくても着実に上達しているので、
心配ご無用です。


ただ、囲碁は対局するのに
1時間程度は必要なので、時間の負担は結構大きく、
学習時間より対局時間が取れないという人も
多いかもしれません。

でも、モノは考えようで、
無駄に何局も打つより
1局を目的を持って、真剣に打つほうが数百倍
上達効果があります。

忙中閑あり
ということわざもあります。
10連休とかあると、
ダラダラと過ごしてしまいがちですが、

忙しい中で
30分の時間ができたら
そのほうがよっぽど
有効に使えることが多いのです。

自由に使える時間のありがたさ
をどれだけ意識できるか
が人生にとってとても大事です。
それは別に囲碁でなくてもいいんです。

私も以前はよく、
時間がないことを
「(いろいろなことが)できない」ことの
理由にしていましたが、
そもそもそれは一番の理由ではないし、
時間がないと自分に言い訳しても
何も始まらないと悟るまでに
随分と年月がかかりました。

限られた条件の中で
最善を尽くす、
それが人生だと悟ると
1局の対局も変わってきます。

それは勝ち負けではなく
「人格」とか「棋風」とか。
字にうまい、へたではなく、
いい字、悪い字があるように
囲碁にも強い、弱いではなく、
いい碁、悪い碁があります。

一手一手に
あなたなりの堅実さやひらめき、
あなたなりのヨミや工夫がこらされていれば、
勝敗は別にして、
対局相手はあなたともう一度打ちたい
と思うでしょう。


それはなぜか。

あなたの人柄や棋風に魅力を感じるからです。
それが「いい碁」です。

インチキ手でも、勝てるし、ある程度強くもなれます。
対局の根底にいい碁を打ちたいという気持ちがないと
強いとは言われても
いい碁とは言われません。

強い碁、いい碁
あなたはどちらをめざしますか。



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