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第37号 ペーパーテストと棋力


あなたは自分の棋力が何級かあるいは何段かご存知でしょうか。
あるときは10級、あるときは6段、、、はちょっとブレが大きすぎるとしても似たようなことはあると思います。

その原因は2つあります。
(1)一つは実戦対局の棋力とペーパーテストによる棋力の違い。
(2)一つは実戦対局の棋力の場合、その棋力認定をする機関、たとえば日本棋院、WINなどのネット碁、近所の碁会所などによる認定基準の違い。

(2)については、数多く対局する場を持っている人以外は中級に達するまであまり意識しないで過ごしたというケースが多いかもしれません。
これは後日採り上げるとして、問題なのは初心者でも疑問に思うケースが多い(1)です。

ペーパーテストで10級の認定を受けたので、喜んではじめて人と対局したはよかったけれど、15級の人に互先でコテンパンにやられてしまった・・・
あの10級は何だったのだろう・・・
などという経験はないでしょうか。

初めのうちは実戦対局の機会も少なく、どうしてもペーパーテストで棋力を測定せざるを得ない場合があります。
一番の間違いは、
ペーパーテストによる棋力認定=実戦対局による棋力認定
と思ってしまうことです。

ペーパーテストによる棋力認定を行う機関が両者がイコールではないことを説明しないのが悪いのですが、常識といえば常識です。
ペーパーテストは主に知識の量を測定します。
実戦対局は知識をどこまで実際に利用できるかを測定するものです。

ペーパーテストによる棋力は潜在棋力のようなもの。
実戦対局で潜在棋力を超えた力を発揮するのはなかなか困難です。
となれば、
ペーパーテストによる棋力の方が実戦対局による棋力より高いのが普通です。

上達のためには勉強によってペーパーテストによる棋力を高め、
実戦対局によって、その知識を自分の物にしていくことが大切です。
両者の差が大きい人ほど、勉強しているけど実戦経験の少ない人と言えるのですが、入門者にはけっこう多いようです。

勇気をもって対局サークルの門を叩いて対局の機会を持ちましょう。


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