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第59号  囲碁用語の覚え方


囲碁用語が出てくるとわけわからなくなる・・・

初心者がよく言います。
それで、囲碁用語を使わずに説明しようとすると、

「このポッチのところに置いてある黒石に、白は一つ跳んだナナメ横に・・・」みたいな説明になりますが、

「ポッチって星のことですか?」

「一つ跳んだナナメ横って小ゲイマのことですか?」

って、訊かれて
「おーい、知ってるんなら早く言え!」


こんな落語はなかったと思いますが、
囲碁用語が難しいのではなくて、囲碁用語を使わないほうが難しいのです。

囲碁に限らず、ゲームやスポーツには皆、それぞれ特有の用語があります。
ストライクとボールの違いを知らずに野球はできませんし、オフサイドを知らずにサッカーはできません。

ゲームやスポーツをはじめる人はみな最初に基本用語と基本ルールを学びます。なぜ、それを苦痛に感じないのかというと・・・
面白そうだったり、カッコ良さそうだったりするからです。

囲碁の初心者を見ていると、この基本用語と基本ルール、特に基本用語について不勉強な傾向が顕著なのです。

簡単だと思ったら、意外と専門用語使っていて、わかりにくい・・・
というのが首を突っ込んだ最初の印象なのかもしれません。
特に「ヒカルの碁」を見て囲碁を始めた人にその傾向が強そうです。

囲碁はルールが簡単なゲームですが、一応、一丁前のゲームなので用語くらいはあります。
でも、囲碁を始めた人の半分は早くもそこで脱落していきます。

簡単だと思ったら、意外と専門用語使ってて、わかりにくい・・・
簡単そうなのが裏目に出てしまった感があります。

星、小目、カカリ、ウケ、シマリ、ハサミ、一間、ケイマ・・・

囲碁用語なんて言ったって、最初はこんなものです。
私は初心者の頃、言葉と実際の石の位置のイメージはけっこう一致していて覚えやすいと思ったのですが、人によって感じ方は違うのかもしれません。


そして、さらに自分の場合を振り返ってみると、確かに最初は入門書でこれらの基本用語は覚えましたが、その後はテレビの囲碁番組で覚えたような気がします。

覚えるといってもプロの対局を見ているだけ。
ちんぷんかんぷんでも解説を聞いていると用語が出てきます。

解説碁盤を見ながら聞いていると、
ああ、こういう形がコスミなんだ。。。

これがボウシか。。。

と自然と覚えていき、用語を意識して覚えたとか、まして暗記したとかのいやな記憶は残っていないのです。

まさに

門前の小僧、習わぬ経を覚え・・・
です。


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