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第69号  三年先の稽古


相撲の世界には「三年先の稽古」という言葉があります。

今日の稽古が明日すぐに実を結ぶものではなく、一年先、二年先、三年先に実を結ぶ。
だから、その稽古の積み重ねが重要だという意味です。

囲碁の場合、早い人は1年で初段になります。
4~5年でプロになります。

3年先の稽古というイメージはちょっとありません。
もっとスピーディーです。

でも、プロになる人は囲碁にかける時間が普通の人とは違います。
トッププロは1日24時間囲碁のことを考えています。
これは例外と考えましょう。

趣味で週1、2回は対局なり棋書を紐解くというくらいの人なら
三年先の稽古という発想があってもいいでしょう。

5年も10年も昇級(段)しない人は大勢います。
だったら、目先のことは考えずに、

3年後に5級になろう、
5年後に初段になろう、

ということでジックリ腰を下ろし、基礎を磨いたら成果がもっとはやく出るかもしれません。

囲碁を何年もやっていると、
経験上、勝負にこだわる人を多く見かけます。

囲碁も勝負事だから勝負にこだわることは悪いことではありません。

でも、今の対局で勝つことより、3年後にゆるぎない棋力を身につけよう、という発想も必要です。

案の定、勝負にこだわる人は検討もしないで次から次と対局を続けるだけ。

3年後、5年後も同じ棋力だったりします。

ジックリ検討、しっかり基礎勉強。
急がば回れ。


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