April 15, 2007
第72号 最強の勉強法
たいていの人がやってしまう勉強法の間違いは、 書いてあることを、そのまま理解しようとすることです。 行間を読め! は言い過ぎにしても よく、「一字一句」おろそかにせず読み込め、とか言われます。 正論なのですが、ポイントが外れています。 分かり難い文章を2回読んでも「わからない」の2乗になるだけです。 書く立場から真理を明かせば、 正確に書こうとすれば堅くむずかしい文章になります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ わかりやすく書けば不正確になります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 書き手にとってもどちらにするかジレンマに陥ります。 結局、プロや専門家は難しくても正確な文章を書きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ あるいはプロや専門家は論理展開の一部を分かりきったこととして、 省略します。 その方が、格調高く、立派に見える上、間違いだというクレームがつかないからです。 でも実は、 その結果分かりにくくなったり、 その省略した一言が迅速な理解のためには必要だった、 ということがあります。 読者は分からないのは自分の頭が悪いからだと思い、分かりにくいと感想は言っても、クレームはつけません。 囲碁でいうなら、手順の一手一手の意味を ほんのちょっと補足すると、とても理解が早くなります。 プロは説明が冗漫になるので詳しい説明を嫌います。 また、紙面のレイアウトの都合で必要な部分がカットされたりします。 あるいは意識して、有段者にのみ、わかる人のみに向けて発しているのかもしれません。 そこで、最強の勉強法。 文字を読むときは字面を追う必要はありません。 頭の中で自分の理解できる言い方に変えて下さい。 いいえ、 本の上で書き換えて下さい。 本というのは読むだけにあるのではありません。 書き換えるためにあるのです。 理解力のある人は本能的に頭の中で自分の理解できる言い方に変換しているものです。 私がサイトやメールマガジンで提供している情報は、決して独自のものではありません。 棋書などから得たものです。 当たり前ですね。 私は囲碁を発明していませんから。 ただし、強大な2つの濾紙(ろし)を通しています。 1.難易度の選別。 2.自分が補足し、理解したことばに置き換える。 結果、自分には分かりやすいけれど、不正確な文章になっているかもしれません。 でも、理解のためにはそれでいいのです。 人の頭の構造は人それぞれみな違います。 ある一つの説明をみんなが分かりやすいということはあり得ません。 もし、私の説明が分かりやすいという人がいてくれたとすれば、私の頭の構造に近いというだけのことです。 ・・・でも、ちょっと、頭悪いかも、です。 |

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