トップページ >囲碁エッセイ> 第84号  二面性を学ぶ

第84号  二面性を学ぶ


あなたは親の言うことをよく聞きましたか?
子供の頃を思い出してみて下さい。

その答えによって、
あなたのこれからの囲碁上達度がわかります。

一般的には親の言うことって、
「うるさいなァ」
「古いんだよ」

でしょうか。
図星でしょ。

変化のない時代なら親の言うことを聞いていれば、可も無し、不可も無し、
というところでしょうか。

今の時代なら
「古いんだよ」
というのは本当は正解です。

親の世代のことが、子の世代にもそのまま役に立つわけがありません。
古い上に、両親あわせて2つだけの人生経験例に過ぎません。

親としてはそのことに気付くべきです。
そして、子の伸びる芽を摘んではいけません。

私も子供の頃、親の言うことは時代遅れだと思っていました。
でも、私がちょっと他の子供と違っていたのは、
親の言うことの中に時代遅れではない普遍の真理も含まれていると感じていたことです。

生意気なガキでしたね^^;

技術や生活様式が進歩しても、何百年前からほとんど変わっていないものがあり、それは今後も変わらない。
それは人間のこころ。
いい心も悪い心も。
その意味で社会って、いつの世も根本のところは変わっていません。

親の諭す意見にはこの普遍の経験則が含まれています。
たとえたった1つの経験例でも全く経験のない者にとっては貴重なものです。あなたはこの普遍の経験則を無視してしまいますか?

親の意見は定石。

それを古いと主張する子の歩む人生は新しい打ち方の研究。
定石だって長い間には変わっていくのです。

本当は、二者択一の問題ではなく、どちらもなくてはならないものなのです。世の中はどんどん変わっていきます。

でも、囲碁の場合、ルールが変わらないので、
子の意見より親の意見が正しいケースがはるかに多いかもしれません。


16:44 | Page Top ▲