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第86号  上達する人は何をしている?


分野によって多少違いがあるかもしれません。

囲碁の場合、上達する人には2つのタイプがあります。
一つは、
師の教えることを、素直にそのまま実行する人。

もう一つは、
自分の考えを中心に研究する人。

前者は子供に多いタイプです。
子供はもともと何色にも染まっていないので、先生の教えるとおり実行する
と、ストレートに結果に反映し、見る見るうちに上達します。

大人でも、自分で素直だと思う人はこのタイプの上達法を取り入れてもいいかもしれません。
子供ほどではないけれど、効果はあると思います。

でも、それができないのが、大人。
変なプライドもあるし、そもそも子供ほどの記憶力がありません。

したがって、大人は好むと好まざるとにかかわらず
自分の考えを中心に研究する上達法を取り入れざるをえません。
でもこれには大変な危険が伴っています。

上手く行く人はいいのですが、
自主研究が懲りすぎて、
とんでもない遠回りをしてしまう人が多いのです。

自分の感性を信じ、定石を無視して
自由なうち方を研究する人、結構多いです。

でも、勘違いしないで下さい。
それがいけないというつもりはありません。

研究すること自体が楽しいのなら、遠回りしたって、いいのです。
上達が遅れたって、楽しければそれでいいのです。
目的は楽しむことで、
上達することは楽しむための手段だからです。

でも、遠回りして、上達が遅れ、負けが込み、仲間に追い越され・・・
それでモチベーションが保てますか?

私は、今までに
負け続けて、いやになって囲碁をやめてしまった人を何人も見てきています。

だから、ほんのちょっと素直になって、
先人たちの残した知恵である定石に耳を傾けて上達のスピードを上げてみたらどうかな、と思うのです。


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