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第92号  同時はセーフか、アウトか

囲碁において、
カカリ、シマリ、ハサミ、ウケ

これは基本中の基本。
でも、ここが覚えられずに止まってしまう初心者がけっこう多いのです。

野球なら、ストライク、ボール、セーフ、アウト
に相当する用語です。
ストライク、ボール、セーフ、アウトを覚えられない人、いるでしょうか。
ここは挫折するところではありません。
難しいとか分からないとかの次元ではない、たんなる定義です。

最初から完璧に進めようと思うと、こんなところで止まってしまうのです。
定義に理屈はありません。
人の名前と同じです。

あなたはどうしてロミオなの!
ってジュリエットの有名なセリフがありますが、
・・・これは別の意味です。
ちょっと脱線しました。

そういうものだという割り切りも必要です。

野球用語でも深く突き詰めると・・・

同時はセーフか、アウトかと問われて答えられる人はほとんどいません。
マニアックな人は同時はセーフだと言います。
でも、プロの審判に聞くと、
「同時はありえない。必ずどちらかが早い」
と答えるはずです。

同時の存在を認めると、紛らわしいケースはすべて同時と判定すれば楽になりますがその結果、判定はいい加減になります。
実質的に正しい判定をしようと思えば
同時はセーフか、アウトか、
なんて定義は無用の長物です。

形式や定義にとらわれると本質を見失います。
囲碁も同じです。
本当は奥が深いですが、最初から用語を難しく考える必要はありません。

囲碁用語は囲碁が面白い、楽しいと思えば気がつかないうちに覚えているはずです。

カカリ、シマリ、ハサミ、ウケこの4つの囲碁用語が
学生時代のキライな科目の勉強のように覚えられないのなら、
今は囲碁をやめたほうがいいです。

イヤイヤ続けると二度と見たくないほど囲碁が嫌いになって、
再び始める機会まで失うことになります。
興味があればどんどん覚えられます。

囲碁は娯楽。
泣いて覚えるものではありません。

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