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第97号 上達の踊り場

囲碁の本は世の中にたくさんあります。

大勢のプロ棋士がアマチュアの上達に良かれと思って書いていても、読む人によって効果に差があるのはあきらかです。

中にはアマチュアが書いたものもありますが、元院生のインストラクターだったり、囲碁観戦記者だったりも多く、厳密にはセミプロ、若しくはレッスンプロといえそうです。
そういうプロの書いた本を読んでも上達できない人もたくさんいます。

レベルの合わない本を選んではダメですが、
レベルの合う本を選んだと仮定して、

同じ棋力の人が全く同じものを読んだにも関わらず、
上達する人と、上達しない人がいるわけです。


この差は何なのか?


それは2つあります。

(1)書かれていることを忠実に行っているか?
(2)試行錯誤して自分なりの方法を試しているか?
        
この2項目を実行していない人はほとんど上達していません。


(1)だけでは足りないのです。
また、(1)を無視して(2)だけの人は長い上達の旅に出てしまいます。

一見、この2項目は矛盾しているようにも思えますが(2)の意味するところは開拓です。基本を無視して自分の方法を試せという意味ではありません。

書いていないその先のことは自分で考えて試してみる。
失敗したり、成功したり、
でも、成功はたまたまかもしれない。

失敗も成功も
検証するために、さらに調べたり、質問したり。。。

当初の本の内容からどんどん広がって、知りたいこと、研究したいことが
増えていくのです。

上達の踊り場に着くと、
「何を勉強したらよいのか分からない」
という状態によく陥ります。

それは教えられたことや本に書いてあることを素直に実行している
優等生に多く見られます。

本に対して、
「書いてないけど、こういう場合はどうなんじゃい?」
とツッコミを入れて、
「何を勉強したらよいのか分からない」
なんてどん詰まり状態を打開してください。

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