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第98号 勝負ごとがキライな人を囲碁に勧誘する方法

世の中には勝負ごとがキライな人もいます。

子供のころ、
遊ぶときも勝敗の決まらない遊びやゲームがいいと相手に言われて困ったことがあります。

勝敗の決まらない遊びなんて
「おままごと」しかないじゃん!

まあ、どれだけ「おままごと」に付き合わされたことか・・・
そんな愚痴を今更言ってもしょうがないので
話を続けます。

大人になっても気性というのは変わらないもので、
やはり勝負事がキライな人はけっこういます。
こういう人を囲碁に誘うのは難しい!

「囲碁なんて穏やかそうでも、
結局勝ち負け付くじゃない!」

って怒られても困っちゃうし・・・
そもそも使う言葉も、殺すとか生きるとか尋常じゃないし。

勝負って、いったい何なんだろう?
勝負ごとがキライな人に囲碁を勧誘するとしたら、
そもそも競争や勝敗のない社会は進化しない、
ということから話さなければならないのでしょうか。

もし、囲碁に勝敗がなく、
「はい、お互いに陣地ができて良かったね。
陣地の少ない黒君は白君から少し分けてもらって平等にしようね」

で終局するとしたら、
あなたは定石や死活や手筋など真剣に勉強するでしょうか?

しませんよね。
これでは進歩しません、
というより囲碁がつまらなくなって止めてしまうでしょう。

勝負⇒戦い⇒戦争

という連想はあまりにも短絡です。
囲碁で勝負したって平和は保てます(笑)

むしろ本来人間が有する戦う本能はゲームで解消してもらった方が
平和になるかもしれません。

勝負ごとがキライという人の中には、
本当は勝負ごとが大好きという人もいます。
のめり込むのが怖いので自分でセーブしているというケースも多いようです。

でもギャンブルや喧嘩などの危険な勝負ごとに走る前に
安全な囲碁で勝負をした方が自分をセーブするより精神衛生上、はるかに
いいのではないかと思うのですが・・・

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