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第99号 碁盤と碁石の大きさ

囲碁初心者の多くは碁石は黒も白も同じ大きさだと思っています。

だって大きさが違ったら碁盤に置いたとき
不ぞろいで、
隙間ができて、
おかしいでしょ?

ところが実際には白石は黒石よりも小さく作られています。

何回も碁盤で打ったことがあっても
普通はそんなこと、気がつきません。

白石は黒石よりも小さく作られている・・・
なぜでしょう?

同じ大きさだと
引き締まって見える黒石より白石は膨張して大きく見えてしまうのです。


だから白石は小さめに作ることによって黒石と同じ大きさに見えるようにして
いるのです。

いわゆる錯覚の理屈です。

もう一つ
今度は碁盤の方ですが、

これも多くの人は碁盤の目は縦横同じ、つまり正方形だと思っている人が多い
と思いますが。。。

実際には少し縦長になっています。
碁盤の正規のサイズは横1尺4寸(42.5cm)、縦1尺5寸(45.5cm)です。

これは
正方形にすると、碁盤がやや横に扁平気味に見えてしまうからです。

別に黒白の碁石の大きさがバラバラに見えても、碁盤がやや横に扁平気味に
見えても、
囲碁というゲームの理論や技術には関係ないのですが、
囲碁人は美を尊ぶ人種。

美しい形を見ながら打ったほうが気持ちがいいのです。


碁罫紙というのがあります。
そう、棋譜を記録するための碁盤の格子目が書いてある用紙です。

市販されている碁罫紙には正方形のものとやや縦長のものがあるのですが、
やや縦長のほうが美しく見えます。

私は縦長のものを好んで使いますが、両者があることを知らない場合は
たまたま最初に使ったものに慣れてしまうことが多いかもしれません。

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